一般社団法人北前船交流拡大機構 設立について
本機構評議員でもある石川好氏の「北前船コリドール構想(*)」に賛同した自治体・企業などが2007年11月
15日から20回に渡り、日本全国で「北前船寄港地フォーラム」を開催してまいりました。
また、2018年5月25日~27日には、中国・大連にて初の海外での同フォーラムが開催されました。
2017年8月9日、同フォーラムを母体として、東日本旅客鉄道・西日本旅客鉄道・北海道旅客鉄道・日本航空・
ANA総合研究所などが中心となり、新たな機構を立ち上げました。
当機構を通じて、従来からの理念である「地域間交流拡大」をより強力に推し進め、地域活性化や国内外からの
インバウンド旅客の誘客拡大に邁進していきたいと考えております。
また、鉄道・航空を中心とした関連企業が地域活性化の分野で力を合わせることで、今まで以上に地域の発展に
貢献することができると確信しております。
(*)北前船コリドール構想
「北前船」といえば江戸時代の輸送手段と思われがちですが、実は明治20~30年代まで北海道・東北・北陸・
関西・九州を結ぶ重要な物流のネットワークとして機能を果たしており、ほんの100年ほど前には日本海側に
立派な経済圏が存在していました。
コリドールとは人と物が行き交う通路・大通り・回廊を意味し、かつて日本海側が栄えた「北前船寄港地」
ルートを点から面へ、回廊として発展させようとするものです。